”METAMATIC”
「どーれ!」と思い、レコードとCDを探し出し、聴きながらやってます。ライナーでも読もうとしたら、レコードは外盤だったためなし。(考えたら、あの頃は外盤ばっかり買っていた。店頭に並ぶのが早かったし、日本盤がなかったのもあったし。)CDの方には入っていたので見ていたら、来日したことあるんだね。観たかったなぁ。そこで、"METAMATIC"。ウルトラヴォックス離脱したJOHN FOXXがソロとして最初に出したアルバムがこれ。1980年。これを聴いた時は感動しました。リズムマシーンとシンセサイザーにベース。そこに彼のボーカル。こういうの大好き。ライナーに「ウルトラヴォックス時代のものをより凝縮させたアート的でメタリックな音楽性を披露した・・・」と書いてあるけど全くだね。(アート的ではなく、アートだと思うけど。)無感情のリズムマシーンがリズムを刻み、そこにからむシンセとベース。メタリックといっても、メタルミュージックとはちょっと違う。無機質な感じだけど、叙情的でもある。このあたりは、2nd"The Garden"への繋がりが感じられる。だけど、クールだね。特に、初めの5曲(LPで云うとA面)は本当に最高。こればっかり聴いていても飽きなかった。絶対ROCK史に残る名盤ですよ。しかし、彼の作品はやれ「傑作だ!」とか「ゲイリーニューマンが師と仰いだ。」とか「YMOも影響を受けた。」とか話題はなかなか凄いのに、セールスは全くダメだったね。何でか不思議だね。
 話は変わってしまうけど、日本にもあの「大阪で生まれた女」のBOROは「見返り美人」の時に、自分のギターとリズムボックス1個で唄ってたね。1回しかテレビで観たことないけど、良かったね。
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