『ごあいさつ』
ごあいさつ」というのは、
高田渡がキングレコード移籍後第一弾アルバムのタイトルです。
アルバム最初の曲が、アルバムタイトルと同名で、
詩が谷川俊太郎、曲が高田、アレンジが早川義夫。
30秒足らずの曲です。
このアルバムには、
名曲「自転車にのって」や
京都三条のイノダコーヒー店が出てくる「コーヒーブルース」
それに「銭がなけりゃ」など高田自身の手による作品とともに
前述の「ごあいさつ」のように
詩人の詩に高田が曲をつけた作品も多く収録されている。
特に、山之口貘の作品は、
「鮪に鰯」「結婚」「年輪・歯車」(有馬敲と協作らしい)と
私の大好きな「生活の柄」と多い。
(山之口貘を知ったのは、この曲を聴いてからです。)
この詩で、この曲で、高田のヴォーカルで、
とてもとても聴かせてくれる作品になってます。
「僕」は、秋からはどうするのだろう?どうなったのだろう?
気になります。
このアルバムの曲名はこちらへ。
高田渡へ