県民の日特別企画 『家族そろって県北への旅 〜2003年11月13日〜』
 『明日は何処へ行こうか?あぶくま洞あたり?それとも、袋田の滝あたりか?』『あぶくま洞はちょっと寒そうで時間もかかりそう。袋田の滝はこれといってねぇ〜』などと話していて、『そういえば竜神橋に行ったことないから・・・。』ということで、竜神大吊橋に行くことにして寝た。
 13日の朝、天気予報を見て、コースを考え、8時頃には出発できた。常磐道の日立南太田ICで降り、まず最初に『西山荘』に向かう。TV「水戸黄門」でおなじみの天下の副将軍光圀公が晩年の10年間を過ごしたところ。萱葺きの建物が数棟あり、庭園というか周囲の木々がとても落ち着かせてくれる。駐車場から西山荘までも整備され、20年位まえに行った時とは随分と様変わりしていた。いくら落ち着く雰囲気とはいえ、ずっと居るほど暇じゃないので本日の目的地『竜神大吊橋』へ向かう。我が家では誰も行ったことがなかったのでインターネットで調べたら、『紅葉まつり』開催中という。『紅葉もきれいなんだろうなぁ。』と、とりあえず楽しみにしていた。橋の手前に無料の駐車場があったので『ここからどのくらいかかるの?』と聞くと、『10分くらい』というのでさらに前進。有料(500円)の駐車場も出始め、『有料なんだぁ?』と思っていたら、またもや「無料駐車場」の看板が!さらに「上の駐車場満車」の表示が。『どのくらいで行けるの?』と聞くと、『5分くらい。歩いていくとちょうどいいよ。』という口車と無料の看板に負け、ここに停める。駐車場に入るとお友達の酒屋さんの弟さん夫婦と偶然会う。世の中狭いもんだと思っていたら、橋の展望でもあった。ホント世の中は狭い。それとも日本が狭いのか?はたまた行動範囲が狭いのか?とにかく道路わきのお店を覗きながら坂道を上っていく。なるほど一番上の駐車場は満車らしく、下の駐車場を無視して上ってきた数台のわがままな車は交通整理の係員に止められ、橋を目前にしながら車内で上の駐車場から車が出てくるのを待ってるだけ。こういうのも時間の無駄だ!と勉強になる。上には売店と食堂があり、さらに『紅葉まつり』ということで、駐車場にはテント張りの店が10数件出ていた。とりあえず橋を渡ろうとすると県民の日で無料とのこと。ラッキー!!!橋の入り口に「くす玉」が割れていて「渡橋400万人突破記念」の垂れ幕が。あ〜400万人目になりたかったなぁ。100mほどの橋を渡り終えると広場があるだけで、その先は山で道も何にもない。何の為に造った橋なんだろう?不思議な橋だ!と思いながら橋を戻り、テント張りの店へ。やっぱり『鮎の塩焼き 300円』(これ要チェック)が食べたくなる。2店あったので、よ〜く焼けてる店の方を選んで食べた。美味しかった。こういうのって必ず食べたくなる。子どもは切り餅を揚げたものを食べた。彼も『この餅、美味い』と云ってた。駐車場に戻り、さらに『袋田の滝』に向かう。途中、軽自動車同士でもすれ違えない狭いところが3箇所くらいあり、ここには交通整理の人が居た。『いつも居るの?』と考えてしまうが、この人たちが居ないと交通渋滞は目に見えている。でもこの道路って国道だったような気が・・・。
 そんな道でもどんな道でもとにかく進めば目的地に着く。『袋田の滝』は特に人出が多く、車道がホコ天状態で、観光客が闊歩してた。トンネルを抜けて行こうとしたら、このトンネルも県民の日で無料になってた。またもやラッキー!トンネル途中の展望台を覗いてみたが「?????」何が見えるというの?先に行って滝下から見上げる風景は立派なもの。瀑布という言葉がぴったり。家族で写真を撮って貰おうと思い、近くのおばちゃんにお願いしたが、結果は写ってなかった。なんなんだ・・・?吊橋を渡りお店の並んでる道に出る。「鮎の塩焼き」が400円で売っている。さっきより100円高いじゃないかぁ〜。やっぱり観光地値段だね。「竜神大吊橋」で食べて得した気分。1時近くなっていたのでそばの蕎麦屋へ。「ざる」とか「盛り」とかがなく、変な蕎麦屋だが、店内は客でいっぱい。変な蕎麦を頼むが、量は多いし美味くもなく、蕎麦の香りも味もしない。もっとひどいのが店員の態度。あきれ返ってものも言えない。子どもは『マズイ。」と言ってほとんど食わない。蕎麦湯も頼まないと持ってこない。しかもお湯のような代物。いやぁ〜参った参った。建物が立派だから儲かってるんだろうなぁ。リピーターを気にしない商法で成功をおさめてるんだろうと感心してしまった。こんなところで怒っていても変なおじさんになってしまうので先へ進むことに。
 『袋田の滝』の北の方に『月待の滝』というのがあるというのでそこに向かう。滝の駐車場だか売店の駐車場だか分からない駐車場に停めて滝を観に行く。蕎麦屋に入るようにして滝を観に行くようになるのだが、ここの蕎麦屋は美味しそう。『ここで食べればよかったね。』と言ってもあとの祭り。この滝は小さい滝だけど雰囲気はなかなかのもの。滝の裏側へも行けるというオマケ付き。子どもと裏側に行ったが、水しぶきがかかる。
 2時30分くらいになり、帰りは栃木県の益子経由で、一般道で帰ることにした。陶器とかには興味もないので益子を通っても関係ない。これといって寄る所もないし、混んでもいないので順調に進む。道の駅が出てくるたびに寄っては何かしら飲んだり食べたり。どこかの道の駅では「鮎の塩焼き」が350円。やっぱり竜神大吊橋て食べたのは正解なのだ。
 そんなことしながら、帰っても6時30分には家に着いた。走行距離も280kmくらいで、日帰りコースにはとてもらくちんだったし、子どもも喜んでいたのでなにより、なにより。
 さて、次は何処へ行こうかな?