『つまらない物・・・・・・?』
 つまらない物を買ってしまう時がある。
 つまらい物といっても、『ほんと〜〜〜につまらない!』物もあり、こういうのは自己嫌悪に陥るばかり。たとえば、写真の角を丸くすると感じがいいかと思い買ったのだが、面倒なのでほとんど使わなかった紙(写真の印画紙など)の4角を切る爪切りみたいなカッター。ホント使わなかった。 中には、自分は気に入って買ったにもかかわらず、周囲の目は『どうするの?それ。』って。しかも、自分でも『ホントにどうしよう?』なんて思ってしまう物は『失敗したなぁ。』と思うしかない。そうなると、元々つまらない物だから、もう陽の目を見ることはなく。カワイソウったらありゃしない。
 そうかと思えば、つまらない物の中にも、とんでもない物もあり、ただ単に価値観の違いと言えば、まったくそのとおりなのだが、個人的にはその存在をかなり認識してしまう物もある。そういう物は優越感に浸れて、なんとなく『鼻高々!』という気にもなるのだが、他人からはいつもの鼻の高さにしか見えないのが寂しい。
 例えば、↓
      これが何かというと、新婚旅行でハワイへ行った時に買った、レコードのファクトリー・シール(レコード全体を包んでいたビニールみたいの)のオープナーなのだ!表はレコードを模したお洒落設計で、裏側には、1枚用(下の溝)と2枚組み用(上の溝)の2本の溝の親切設計。これを買うまでは、爪であけると指が痛くなり、コインなんかであけるとジャケットもガリガリ削ったりやってたので、とぉ〜っても便利だった。が、CD時代の今は過去の遺物となってしまった。まぁ、レコード全盛時代のあの時でさえ、貰って喜ぶ人でさえ少なかったと思うけどね。ほぉら、あなたも欲しいと思わないでしょう?これを2個買ってきて、1個を酒屋さんにあげたのだが、こんな物の良さ(?)が分かるのは彼しかいない。
 もっとすごいのが、昔買った真っ黒なゴミ袋のような袋のおもちゃ。これも変に素晴らしかった。どんなものかというと、長さ2メートルくらいの真っ黒なビニールの筒状の袋。どうやって遊ぶかというと、晴れた日に、広い場所で、袋の片方を紐で縛り、片方を広げて、走りながら袋に空気をたくさん入れ、長い紐で口を縛り、紐の片方を手に持って、待つこと暫し。すると、中の空気が温まって、その袋が浮いてくる。ただそれだけ。発想がとっても気に入ったのだが・・・・・。数回やってるうちに、風に吹かれては、あっちにぶつかり、こっちに引っかかりして、穴が空いてダメになってしまった。思いのほか高かったような気がするが・・・・・忘れた。
 まぁ、生きてくうえで、ムダもなくちゃ・・・・・・・ね。             そゆこと。