『チケットが届いた』(2/8)』
 セシル・テーラーと山下洋輔のデュオ・コンサートのチケットが届いた。電話でチケットを申し込んだ時には、もうA席の7席しか残っていなかった。なにせ本当なら1月10日にやってるはずのコンサートで、とうの昔にチケットの販売をしてるからね。それがなんで2月21日に延期になったかというと、セシル・テーラーがヘルニアになってしまった為なんだなぁ。延期になったのを新聞で読んで、初めてこのコンサートのことを知ったしだいで、なんとも音楽情報を朝日新聞で得るあたりに弱さを感じられるが、それでも久しぶりの山下洋輔なのだ。しかもセシル・テーラーとの完全フリーセッションなのだ。期待してしまうなぁ。学生の頃、山下洋輔トリオは、山下洋輔+坂田明+小山彰太によるトリオで、トリオの第2期黄金時代を築いていた。山下洋輔トリオは『キアズマ』を聴いて一発で気に入った。現役ミュージシャンで日本人ならライブにも行き易いので、レコードを買うよりライブに行ってた。京都という土地柄は音楽に対して素晴らしい所で、市民公会堂や丸山野外音楽堂はもちろんのことジャズ喫茶やライブハウスでも大物がやる。珍しいところでは、大滝詠一が一番かな。京大西部行動では『アーント・サリー』をみたな。トーキング・ヘッズ(with トム・トム・クラブ)なんてのはライブハウスで観たし。山下洋輔トリオは『ビッグ・ボーイ』で観たのが一番凄かった。ドラムセットまで1mちょっとの距離で、小山彰太のスティックが足元に飛んでくるわ、耳はどうにかなっちゃうわと、凄まじいライブだった。個人的にはアンコールも要らないほど満腹。そしたらプレイヤー達も『疲れきっちゃったのでアンコールはできません。』ということで、アンコールなし。これは一番凄いライブだったな。
 2台のピアノによるインプロビゼイション。どんなことになるんだろう?あ〜楽しみだ。