『沖縄家族旅行』(1/5〜7)
《出発前》
 年末、掃除やら洗車やらパソコンの設定やらでバタバタしている時に、沖縄へ行くことにした。チケットが届いたのは、バタバタ状態も『もういいかぁ〜。』と諦めの域に達した頃だった。
 年が明け、例年のように飲んだくれた正月を送り、仕事も始まった金曜日の夜、ネットで天気、気温、見所の確認をして、着替えなんかを用意して出発日を迎える。
 息子の初めての沖縄旅行(ボクたちは2回目)の準備はとりあえず整った。

《5日:土曜日》
 飛行機の出発は11時25分。ゆっくり家を出て行こうと思ったけど、この日は今年最初の土曜日。まだまだディズニー客が多いと湾岸が混むかと思い、早めに家を出る。高速は混むことなく順調に走れた。で、早めに出た分、早め羽田に着いた。着いちゃったものはしょうがないので、出発時間を首を長くして待つことにする。

 雲の上を飛び続け約3時間後の2時頃に沖縄の島が見えてきた。

那覇空港に降り立ち、レンタカー会社のバスが迎えに来ていた。レンタカーはスズキの”SWIFT”。
沖縄にはナンバーのひらがなの所が『Y』というのがあった。なんなんだ?
あと、沖縄のほとんどの車は制限速度で走る。とってものんびりしてて、かえって事故を起こしそうだ。とにかくゆっくり走ってた。高速道路でも一般道でも田舎道でも。驚いたなぁ〜。
             

今乗ってる『キューブ』がやばくなってるので、今年あたりは交換しなくちゃならないかもしれない。で、なんとなく『スイフト』は気になってたのだ。スイフトに乗って『首里城』に向かいだすともう3時過ぎてる。今日は『首里城』と『中城城跡(ナカグスクジョウアト)』へ行く予定。でも、『中城城跡』は時間的に無理のようだ。車を走らせてまもなく雨が降ってきた。『こりゃ、まずい!』と思ったら止んだ。『なぁ〜んだ。』。4時ちょっと前に『首里城』に着くとやっぱり小雨が降っていた。
 『守礼之門』を通り抜けるとその先に世界遺産の石碑があり、その傍にふる〜い門があった。そのまま石段を上り先に進むと、舞台で琉球の踊りを披露していた。雨脚が強くなってきたため、見学も足早になってくるが、石段の滑ることすべること。『危ないなぁ〜。』と云うと、どうもボクの靴底が滑りやすいようだった。
雨も強くなってきたので、『もうホテルに向かおう!』ということで、沖縄自動車道でホテルのある『本部半島』に向かう。と、雨が止んで太陽が出てきた。『じゃ、万座毛に寄って行こう。』ということで、屋嘉インターから一般道を走り万座毛に到着。5時20分になろうとしてるがまだ明るい。どうも関東より1時間くらい日が暮れるのが遅いようだ。『万人が座れる芝生』という意味の『万座毛j』ということだけど、どうみても『像の鼻』のイメージしかないなぁ。相変わらず沖縄の海は綺麗だ。ここにも『夫婦岩』みたいのがあった。こういうのには注連縄を繋ぎたくなるのが人情なんだろうなぁ。
 今度は『万座毛』から一般道でホテルに向かう。途中、『御菓子御殿』というのがあったので寄った。なんとも派手な建物で、とっても沖縄らしい。シーサーが屋根の上から迎えてくれた。
 ここで食べたブルーシールの『サトウキビ』のアイスがとっても美味しかった。
 ここを出る頃はすっかり暗くなってた。さて何を食べようということになり、コンビニで聞いた沖縄そばの店を通り越し、名護の街の中で食べることにしたが、これといって何も知らないのでそのまま全然知らない店に飛び込んで食べた。二人は『ソーキそば』でボクは『テビチそば』。ついでに『ジューシー』というごはん物を追加した。名前からしてすっかり飲み物だと思ってた。とっても美味しかった。
ソーキそば テビチそば ジューシー お店
 店を出てホテルに向かう頃はすっかり陽が落ちて真っ暗になってしまってた。沿いを走る道路は真っ暗で、さらに「どしゃぶりの雨」になり、どうなることかと思ったが20分ほど走り、8時ちょい前にホテルの着いた。風呂に入りコンビニで買った酒を飲み、気持ちよくなって寝る。
オリオンビールの発泡酒「南国物語」 アルコール度の低い泡盛「ぬまやー」。沖縄弁で「飲みましょう」。 コンビニで買った日本ハム製のミミガー。 息子のシークヮサージュース

《6日:日曜日》
 ホテルの部屋から見える景色もなかなかなもんで、やっぱり海の綺麗さが目立つ。昨日とは打って変わって晴天。半袖Tシャツで過ごせそうだ。1月にだよ!
 朝食はバイキングでパンかごはんを主食におかずはそれぞれ合うように選べます。ついつい多めに取ってしまうけど、完食。

 さて、今日の予定は今回の旅行のメインの目的『美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)』となが〜い橋(古宇利大橋)で島に渡る『古宇利島』への観光です。水族館はホテルの隣なので息子はヨーグルトを少し食べて一人先に水族館に行ってしまった。
 息子にちょっと遅れて行く。入り口には大きなジンベイザメの像が迎えてくれる。ここの売りものはこのジンベイザメとマンタが一緒に泳ぐ大きな水槽とジュゴン。マンタとジンベイザメはうまく撮れなかったけど、ジュゴンは何とかなった。小一時間くらいで一通り見終わると息子もすっかり飽きれてしまってた。イルカのショーにはまだ時間があるけど、海がめは別にそういう人間に媚びることはしないので、水槽をゆっくりと泳いでた。
 でも、飽きれてしまったので、『夕方また来よう。』ということで、手の甲に再入館のスタンプを押してもらい、『古宇利島』に向かう。
 

 古宇利島に渡る『古宇利大橋』は一般の橋では東洋一の長さを誇るもので、その長さはなんと○○○○メートル。調べなくては分らないほど長い橋なのだ。長いばかりじゃなくて、橋の左右に見える海はとっても綺麗なのだ。島に渡ったところに土産物売り場があった。中に入ると『島らっきょう』を売ってたので買って、休憩所で食べた。うまい!食べてる側で海草のそばを息子が試食をすると、『うめぇ〜』とヤギのような言葉を発する。ついつい釣られて食べたらやっぱりうまかった。だから買ってしまった。いつまでも土産物売り場に居てもしょうがないので、海辺に行く。綺麗な海を見ながら、Gパンの裾をめくり海に入っていくと、海水は冷たい。やっぱり冬だ。海辺で遊んでからまた土産物売り場に戻り、息子がアンパン、ボクがバナナの葉でくるんである餅を食べる。土産物売り場を離れて島を一周し、また大橋を渡る。

 大橋を渡ってすぐのコンビニに寄る。ファミリーマートと酒屋のコラボの泡盛を買う。『酒人』って云う名前は沖縄風に読むとなんて読むんだろう?これも昨日と同じで12度と度数の低い泡盛なのだ。流行なのかなぁ?
 ここから『中城城跡』に向かうことにする。と、その前に『今帰仁城跡(ナキジンジョウアト)』に寄ることにする。しっかしこの地名は読めない。まぁ、沖縄の地名は読めないのが多いけど・・・。
 万里の長城のような城壁が続く城跡。ただ、万里の長城には行ったことがないのですが・・・。
なかなか雰囲気のある観光地だ。桜の花が咲き始めていた。それと初めて『デイゴ』の木を見た。『島唄』を思い出すのは条件反射か?土産物売り場があり覗いていたらやっぱり『ブルーシール』のアイスクリームを売ってた。ついつい食べてしまう。出発前にトイレに寄ったらなんと植え込みがありとってもオープンエアなトイレだった。


入り口

サクラ

デイゴ


入り口の小屋


アイスクリーム


明るいトイレ

 『今帰仁城跡』を後にして今度は『中城城跡』に向かう。途中お腹も空いたのでやっぱり『沖縄そば』の店に寄る。もう2時を回っていたけど店内にはお客がたくさんいた。そう、ここは観光案内本にも載ってる店なのさ。みんな観光客なんだろうなぁ。ここでも琉球そばを食べる。

 腹ごしらえをして目的地の『中城城跡』に向かう。途中『琉球ガラス村』というのがあったので立ち寄る。 ガラスを吹いてる工場があり、隣に売店がある。
 とりあえず寄っただけで、遅くなってしまうので目的地に向かう。
 4時に『中城城跡』に到着。ここも立派なものだが、発掘や解体修理中のうえ、案内表示や説明がよく分らない。工事が終わればそういうのもちゃんと付くんだろうけど、今でも観光客は見て回ってるんだよなぁ。
 どうも、『今帰仁城跡』は観光で、『中城城跡』は教育委員会の管轄って感じだ。
 『中城城跡』からホテルに向かう。帰りもずっと沖縄自動車道路。それにしても沖縄の人はゆっくり走る。一般道も高速道路もゆっくり走る。間違いなく制限速度を守ってる。そういう車の後ろに付くと余計危ない感じで疲れてしまう。『伊芸』サービスエリアによる。沖縄らしい建物で、マングローブも植えてある。
 まだ6時なのでもう一度『美ら海水族館』に行く。もう手の甲のスタンプは消えてしまったかと思ったら、まだ大丈夫だった。エンゼルフィッシュはなんとなく好きなのさ。砂の中に入ってるミミズみたいな魚が居た。南なんだろう?フラッシュの光で一斉に砂に潜ってしまったがすぐにまた出てきてフラフラ揺れていた。今度はマンタとジンベイザメが撮れた。1時間ほど水族館を見て夕食を食べに名護の街に行く。水族館は冬時間だけど今の時期だけ1時間閉館を遅くしているのでラッキーしたのだ。

 今日の夕食は結局『ガスト』になった。ここは沖縄風というのが全然なかった。日本中同じなんだろう。帰りにコンビニで飲み物を買って帰り、気持ちよくなって眠る。
オリオンビールの『いちばん桜』 昼に買った泡盛『酒人』 シークヮサー・ジュース

《7日:月曜日》
 昨日とほとんど変わらない朝食。もちろんバイキング。今朝はごはん。昨日はごはんもパンも食べたっけ。
 さて、今日は『海中水族館』に行こうと思ってたら、『国際通りとアウトレットに行こう!』と息子が云う。天気も悪くなりそうだし、そうすることにする。でもその前に『備瀬のフクギ並木』に行く。息子は行かないというので、妻と行く。なんともなんとも並木というよりは林の中に家々があるって云う感じ。
 

フクギの葉

公民館

このシーサーを帰りの
目印にした

 ホテルに戻って、『国際通り』に行く前に、息子を乗せてちょいとフクギ並木に行った。が、車からは降りずに素通り。
 さてさて、本部半島を離れると天気も崩れてきて雨が落ちてきた。駐車場だと思って入ったら県庁で、ダメだしされしまい、案内のおっちゃんにガソリンスタンドを聞いてとりあえず燃料補給。スタンドで駐車場を聞いたら、県庁のすぐ脇から地下に入っていく駐車場だった。車を停めて外に出るとすぐに国際通りの入り口。やっぱり雨。こうなると昨日やたらめったら移動したのも結果オーライだ。傘を買おうかと思ったが、店の前は大丈夫そうで、邪魔になりそうなのでやめた。結局、まもなく雨が上がった。沖縄の雨って、降ったり止んだりがマメだ。時間もお昼を過ぎランチタイム。さて、何を食べようかというと、息子はもう沖縄そばに熱中してる。なにせ昨夜はホテルでカップめんの沖縄そばを食べたくらいなのだ。で、『沖縄そば博物館』というのがあったので、そこで食べた。
 昼食後あちこちの店を覗いて、アウトレットモールに向かう。

国際通りの交差点 昼食の沖縄そば3種類
沖縄っぽい店構え 睡蓮が咲いてた やっぱシーサーでしょ

 アウトレットモールはレンタカーの返却店のすぐ近くなので、安心なのだ。那覇から橋を渡ってすぐのところにあるのだ。でも、アウトレットモールはすぐに呆れてしまい、息子は道の反対側にある『ヤマダ電機』と本屋に行ってしまった。

 やることもないので、ちょっと早めに那覇空港に行く。飛行機の出発は7時5分。まだ時間がある。6時頃ちょっと早いけど夕食にする。息子は『沖縄そば!』と、もう絶対的な愛好者。妻は『もう飽きた。』と意見が合わない。で、別々の店に入る。息子とボクは『琉球村』。名前からして沖縄での最後の食事向きだ。そしたら、息子は店の人にセットの汁物をもずくに代えられるか聞いたら、なんとかOKがでて、もずくそばとジューシーともずく汁のセットを頼む。ボクはやっぱりソーキそばなのさ。その頃妻は隣のサンドウィッチ専門店でサンドウィッチを食べた。美味しかったそうだ。そりゃ、そうでしょう。やっと沖縄そばから解放されたんだから。
 まもなく出発。空港内もやっぱりシーサー。


 旅行に行くと必ず地域限定商品がある。沖縄はそれがたくさんあった。で、気になったのを買ってきた。
タコライス味のとんがりコーン 南国マンゴー味のキットカット 黒糖のプレッツ。しかも短い。 島とうがらし味のぼんち揚げ
島とうがらし味の柿の種 パイナップル味のパックンチョ パイナップル味のコロン
泡盛の花酒 60度 シークワァサーサワーのカルピス ブルーシールの
チョコドリンク
A&Wのノンアルコール・ビール










  ==搭乗案内==






















 
==守礼之門==



==万座毛==

















===ホテルの近くのビーチ===
かなりいい雰囲気


===水族館から見えた     
      ホテル近くのビーチ===
遠くに見えるのは旅客船



===マンタとジンベイザメ===



===いわゆる熱帯魚===   




===今帰仁城跡===
日本版「万里の長城」


















===中城城跡===
けっこう荘厳な感じ









===水族館へ再入館===
エンゼルフィッシュは好きなのだ。








===備瀬のフクギ並木===
「三丁目の夕日」の時代に
タイムスリップしたようだ。


===国際通り===
那覇の繁華街。観光客多数。
























































===地域限定お菓子===
島とうがらし、黒糖、パイナップル、
マンゴーと種類が多い

ということをして、沖縄をあとに羽田に戻ったのは午後9時過ぎ。あっという間の3日間だった。
やっぱり暖かいところはいい!
また行きたいものだ。

《追記》
泡盛とカルピスとノンアルコール・ビールはまだ飲んでいないけど、そのほかのお菓子は結構いけた!