『KAI BAND 35ANNIVERSARY LIVE』
 テンプターズ、サディスティック・ミカ・バンド、モップス、吉田拓郎、RCサクセション、はっぴいえんど、頭脳警察、山下洋輔トリオ、STOMU YAMASH’TA、木ノ内みどり 高田 渡、スネークマンショー、そして 甲斐バンド。スプートニクスやウォーカー・ブラザース、ビージーズなんてのを何気に聴いてた小学生の頃から現在に至るまでほとんど海の向こうのロックを中心に音楽を聴いてた。でも、ここに書いたミュージシャンは好きだったし、今も好きだ。

 学生時代、アパートの隣人がレコードを貸してくれた。甲斐バンドのアルバムだった。『ヒーローになるとき、それは今』がTVで流れているころで、デビュー曲の『バス通り』を結構気に入ってたボクは、テープに落として聴いてた。卒業してからTVの特番で『甲斐バンド 100日戦争』というような名前の番組があった。新宿副都心(現在、都庁が建ってる所)でのライブて、これをビデオに録画して観てた。カッコよかった。

 ここ数年、70年代、80年代に活躍したバンドの再結成が特に多い。でも、観たいバンドとそうでないバンドがある。まぁ、個人的なものだけどね。で、当時のままなら観たい気はするけど、今更、THE WHOでもSEX PISTOLSでもない。基本的に再結成したバンドでも観たいと思うのは少ないと思う。

 そうだなぁ、亡くなってる人が多いから、ほとんど無いけど、昨年、歴代の山下洋輔トリオライブに行ったので、ここは置いといて、ROXY MUSIC、801、はっぴいえんどあたりだろうなぁ。

 で、最近、甲斐バンドがTVにちょくちょく顔を出してた。なんでも再結成してるらしく、35周年ライブをやるという。だったら観に行こうかと思って、ミチヒコちゃんに連絡したら、「いいよ。」といつものように付き合いのいい返事。では、ローソンチケットで2月10日のC.C.レモンホールを予約、購入完了。あとは、当日を待つばかり。

 さてさて当日。昼食は東京駅のラーメンストリートで食べることにして、1時出発の高速バスまで時間があるので、ちょいと腹ごしらえを兼ねてビールを飲んで家を出発。東京駅でちょっと遅めのラーメンをと、ラーメンストリートに行くと、並んでる店とそうでない店が・・・。並ぶこともないだろうと一番奥の店に入って、生ビールと伊勢海老のラーメンを注文する。ビールを飲みながらラーメンを待ってると、変わった形の器にラーメンが入って出てきた。この器が食べずらい。伊勢海老も出汁にとる味じゃぁないよな。

 腹ごしらえが終わったので、渋谷へ。とりあえず、東急ハンズの自転車売り場へ行く。ゴング式とビアンキ号の太いヘッドに巻けるベルを購入。本当は、ビアンキ号に巻けるブラス製でゴング式のベルが欲しかったんだけど、それはなかった。残念。しょうがないので、ゴング式はパナ号に付けよう。]

 ベルを買った後は6時30分の開演まで酒を飲んでるだけなので店を探す。探すのだが、開店5時の店ばっかり。まだ4時だもの待ってられないぜ。その辺歩けばあるよ!とか云いながらふらついても服の店ばっか。もうイタリアンでも何でも良いや!と、入った店がなかなかよくって、バーテンダーの女の子と「甲斐バンドのライブに行くのに、飲んでようかと思っても今頃開いてる店がないんだよね。」「何時からなんですか?」「6時30分開演」何て話をして、チーズとサラダをつまみに、ワインを飲んで、シーバス・リーガル、バランタイと飲んでたら、「6時ですけど大丈夫ですか?」とバーテンダーの女の子が云う。そういう言葉を聴きながら、I.W.ハーパーを頼んで、気持ちよく飲んでたら、「6時15分ですけど、ライブ、大丈夫ですか?」というので、慌てて店を出てすぐ目の前のC.C.レモンホールへ行く。

 会場への入場には並んでいない。そういえば、ジェスロ・タルも並んでなかった・・・。指定席は、1階の一番後ろなのですぐに見つかる。開演よりちょっと遅れて、ライブが始まる。始まったとたん、総立ち。え〜、皆さんそんな年には見えないのに・・・。椅子を跳ね上げ、背もたれに座り、壁に背を預けてライブを見る。2曲目の「朝まで待てない」(by モップス)とか、最初の頃はカヴァー曲を聴かせてくれた。
 とてもとてもカッコのいいライブ。観に来てよかったなぁ。

 アンコールに応えたりしてるうちに、3時間ほどのライブが終わった。

 良かったなぁ。また行ってもいいな。

昼のビール 自転車のベル。右がゴング式。 赤ワイン。何回撮ってもダメだ!