『人間ドック』
 11月17日に人間ドックに行った。
 今年は、なんとエコーまでおしっこを我慢してくるようにということだった。が、そんなこととても無理なのだ!ということで、我慢の「がの字」までもなく、起きたらトイレに行ってすっきりする、いつもと同じ朝を迎えた。
 朝食を食べちゃダメなので、昨晩8時以降食べていないため空腹のまま人間ドックへ行く。

 人間ドックで何が辛いかというと、間違いなく胃カメラ。胃の検査は一昨年までバリウムを飲んでいたけど、ポリープがあったりして、毎回精密検査を受けてたので、お医者さんに云ってみたら、「最初から胃カメラのほうがいいね。」というので、去年から胃カメラで検査することにした。

 ところが、ボクは胃カメラが大の苦手。とっても辛いのだ。カメラが喉を通るときからもうどうしようもない。「モニターでも見ててください。」と云われても、涙でぐしゃぐしゃなので、ずっと見てるなんて事は不可能。それでも、「ここがちょっと・・・。」なんて云われると気合でモニターを見る。
今回は、ポリープが大きくなって盛り上がってるので取って検査しましょう。」と云って、そのポリープをモニターに写して教えてくれた。
 ポリープを取るのに、胃カメラをぐるぐる動かすので、空気で膨らませた胃からゲップが出てしまう。
「我慢するように。」と云われても、我慢できず、ゲップと注意の応酬が続いた。だいたいゲップなんて我慢できるわけがない。
 以前受けてたバリウムでの検査でもゲップしてしまい、操作室から技師が出てきて、「ゲップ我慢してくださいね。」と云いながら追加の炭酸を用意する。炭酸のおかわりを3回もすると自分でも嫌になってくる。
 そのくらいだから、ゲップを我慢するなんてことは無理なのだ。しかも余裕のない状況では不可能だ。

 検査をが終わると「組織を採ったので、2時間は飲食しないでください。水も飲まないでくださいね。」と看護婦さんが優しく云うのだが、昨夜の8時から何も食べていない人間にはむごい言葉なのだ。12時30分までは何も口にできないってことなのだ。部屋を出るときに、「取ったポリープでガンの検査をするんですか?」と聞いたら、「そうですね。」とあっさりした返事。う〜・・・。

 ドックの検査を終え、問診も終えると、『組織を取ったので、その結果を予約して聞きに来てください。』という。云われたとおり窓口に予約を申し込むに行く。すると、
 「この先生は人気があって1ヶ月先まで予約がいっぱいです。」
 「え〜!年内は受診できないんですか?どうしましょう?」
 「火曜日に電話で当日予約を申し込む方法があります。この先生は年内休診の予定はないので、火曜日ならいつでも大丈夫です。」
 「当日予約は必ず受信できるんですか?」
 「遅くなりますが大丈夫ですよ。」
と、いうことで、当日予約することにした。

 10日過ぎないと結果が出ないというので、最初の火曜日は11月30日。この日をターゲットに当日予約をすることにした。結果を知るのは早い方がいい。

 やっと30日の朝を迎える。

 8時に電話すると、もう話中。携帯と家電の両方でリダイアルすること10分。何とか繋がった。

 予約をとっても、待つこと待つこと。自分の番になり診察室に入ると、先生がカルテを見ながら、
「初期のがんかどうかの検査をするために採ったんですね。」というので、なんかあせってしまうが、検査の結果なんでもなかった。よかったよかった!となったのが午後3時30分ごろ。一日中病院に居た感じだけど、結果が良かったので疲れもとれた。
 遅めの昼食をとって、帰宅。