『手打ち』
 手打ちと云えば、パパパン、パパパン、パパパンパン。ありがとうございました。
じゃなくて、『おそば』と云っても、『私ゃあなたの側がいい。』じゃないのね。
 『お蕎麦』の話ね。
 土曜日の朝、蕎麦を打った。おもむろになんでかと云うと、年末に年越し蕎麦用のそば粉を多く買い過ぎちゃったので余っちゃったのだ。で、もったいないから打とうと思っていたけど、こね鉢は持ってないし、大きめののし板も持っていない。そこで、どんなものを買えばいいのかネットで情報収集。この手の道具ってピンからキリまで。ピンはめちゃくちゃ高いので論外。で、お義父さんに借りたこね鉢のサイズと同じようなもので手頃な値段のものを購入。のし板は・・・と思ったけど、大きさで値段がえらく違う。どの程度の大きさがあればいいのか分からない。たしかお義父さんに借りたのは120cm四方くらいあったような気がする。となると、財布がちょいとイヤイヤしている。まぁ、この前買った自転車のメンテナンススタンドやらCDをちょいと我慢すればど、手の出る値段だったけど、今更遅いし、どっちにしても、のし板が後回しになるのだ。
 こね鉢も買ったことだし、家にある160cm×65cmで厚みは2cmくらいある合板でやってみた。実は、その昔一度使ってみた代物。とりあえず、そば粉500gの二八で打ってみた。う〜ん、65cmは短いなぁ。動きがアバウトだからだろうけど、あと10cmでもあればいけそう。そんなことでも、打ちあがった蕎麦を食べると、やっぱり美味しい。妻も息子も『美味しい』といってくれたので、俄然やる気が出る。で、蕎麦好きのお義父さんにもおすそ分け。
 やる気も出たので、『うどん』も打つことにした。本によると、小麦粉(中力粉)と塩と水と打ち粉用コンスターチを使うというので、出かけたついでに買ってくる。では、小麦粉500gで『うどんづくり』に取り組む。今日は、足踏みして一晩熟成するところまで完了させる。
 翌、日曜日の朝、伸ばして、切って出来上がり。なのだが、ちょいと失敗した感じ。『うどんは太い』というイメージで、太く切り過ぎたようだ。
 が、さらにやる気がでてきて、のし板を買ってくることに決めた。で、お義父さんに電話をして大きさを聞いたら、『もう作らないから、使うやつはあげるよ。』という。『???作らないんですか?』と聞いたら、『もう作らないから。』というのだ。なんとも石原都知事の芥川賞審査委員辞退の発表みたいなレスポンスの良さ。『じゃ、あとで貰いに行きます。』と云ったら、『今日来る?』と気も早い。行きたいのはやまやまだけど、残念ながらの雨。後日ということにした。
 お義父さんののし板をもらうのが楽しみなのだ。
 それはさておいて、出来具合が大切なのだ。お蕎麦は評判良く、コシがありとてもGOOD!それに比べて、うどん。ウドン。饂飩。どの字を使ってもまずい!家族の評価も「コシがなくて美味しくない。」なにがどう悪かったのか分からないけど、とにかく最高の失敗作。適当に作ってももっと美味しくできそうな感じがするのだ。それでも懲りずにもう少し挑戦しようかな。
息子用はちょいと太めなのさ。 腰がなくて美味しくなかった。