『ダッチオーブンのシーズニング』
 ダッチオーブンを使い始めるには、さび止めに塗られているワックスを取り、鉄の匂いを消す作業が必要で、この作業を「シーズニング」と云うらしく、これをやると黒さびができてすごく安定するとのことだ。なかにはやらずにすむものもあるのだが、ボクのはシーズニングが必要なので、早速やることにした。
 まずは、食器洗剤を使ってたわしでひたすら洗うというかワックスを落とす。最初が肝心かと思い2度ほどみっちり洗う。その後、お湯を沸かして残ったワックスを浮かび上がらせてお湯ごと捨てる。これを2度ほどやって、次はサラダ油(オリーブオイルを使うようにというのもある。)を全体に塗り、空焼きする。これを4〜5回ほど(2〜3回というのもある。)やるようにという。で、やっぱりマキでやろうかと思って、セットに入ってたオーブンスタンドを使って、去年切った木の枝を燃し始めたが、着きが悪い。しょうがないので、木炭にした。その昔、自分で作ったコンロ(?)を使ったら、サイズがぴったりで驚いた。鍋と蓋を両方やるので、もう一つ必要なので、シングルバーナーを持ち出したが、圧がかからない。どうも圧かける部分が壊れてしまっているようだ。これは困った。やっぱり頼りになるカセットコンロだ!と持ち出したら、これもダッチオーブンにサイズがぴったり。25cmのダッチオーブンなのだが、これが一般的な鍋のサイズなのかもしれない。まぁ、自分で作ったコンロはいいかげんに作ったサイズなのだが・・・。なんだかんだあったけど、やっと空焼きに入れる。とりあえずサラダ油をダッチオーブンにまんべんなく塗って、強火で煙が出るまでやって、煙が出始めたら弱火にして煙が出なくなるまで焼く。それを繰り返すのだが、ダッチオーブンが熱くなるとサラダ油を全体に塗るのが大変で、特に蓋は持ちにくいのでもう大変だったが、一応5回繰り返した。ところが、終わってからネットをみてたら、最初は弱火で・・・と書いてあったり、鍋をひっくり返してやると書いてあるのもある。ましてや空焼き後、ダッチオーブンが冷めてから再度サラダ油を塗り・・・なんて書いてあるのも。う〜ん、何だかよく分からないけど、やっちゃったものはしょうがないやね。
 さらに、鉄臭い(あたりまえだ)のを取るため、匂いの強い野菜(ネギとかにんにくとか)クズを2〜3回炒めるとのことなので、ネギとセロリや玉ねぎ、あっ大根もあった。を使って、鍋で野菜炒めを作って、蓋でも野菜炒めを作った。が、食べられるものではないよ。まぁ、ここまでやればOK。
 黒くなったダッチオーブンをブラックポットと云って、なかなかいい感じらしいのだが、ちょっとはそれに近ずいたかな。ということで、本日(1月5日土曜日)は終了。夕方、買物に行ったときにピザ生地を買ってきた。さぁ、明日はピザを焼いてみよう!
 翌日(1月6日日曜日)。せっかくシーズニングも終了したので、何か作りたい気持ちになる。もちろんピザだ!とはいうものの、最初は揚げもので油をなじませると良いという。というと、簡単なのはフライドポテト。だと思うのでこれに挑戦。ジャガイモを切って、ちょっと水にさらしてからダッチオーブンに投げ込んで、揚がるのを待つだけ。とても簡単にできた。
 ピザは、後のお楽しみなのだ。
クックブックを入れ忘れたので、豪華5点セット。 最初はこんな色。
中もこういうもん。 お湯に溶けたワックスで濁っている。
手作りのコンロにオーブンスタンドがぴったり。 シーズニングが終わった。思ったより黒くなった。
記念すべき第1号作品『フライドポテト』