『SUZUKI DR250S』

 バイクを始めて買ったのは、大学2年生の頃に、自動車の免許をとったので、自転車から行動範囲を広げるために原付を買うことにした。というほど、考えてたわけじゃない。
 ボクは自動車が好きだった。親父が自動車が好きだったせいもあって、小学生のころから、春・秋の自動車ショー、モーターショーに連れられていた。あの頃は、日産プリンスロイヤルやトヨタ200GTなんて今では垂涎ものの自動車が発表された。ざっと名前を並べると、べレットM1小学生が、バイクに興味を持ったのは中学生のときだ。あの名作「イージー・ライダー」のキャプテンアメリカとビリーが並んで走っているポスター。中学生のボクは、もちろん大きなポスターを買って部屋に飾っていました。ポスターを買ってまでして飾ったのは、後にも先にもこれだけだ。

 始めて買ったのが、ホンダのラッタッタ。自動車の免許を取ると原付免許がもれなくついてくるのだ。この頃は、なんとなくスタイルが気に入ったから。これを買って、ヒラダテくんと大原三千院に行ったりしてお世話になったドロップハンドルの自転車にお別れしたのだ。
その後、ホンダ ラクーンという50CCを買い、同じ頃カワサキのZ400LTDを買った。このころは、原付はノーヘルで走れた。そしてスズキDR250Sと乗り継いだ。 ツーリングに行ったのは、Zで、先輩や友達に、長野、群馬、栃木、福島といろいろなところに連れていってもらった。1日660kmも走ったことがあった。ほとんど高速だけど、途中で温泉休憩もあり、非常に疲れた記憶だけが残っている。
 DRはミチヒコちゃんと一緒に行って、同じのを買った。このバイク、フロントが倒立サス、バッテリーレス、オフ車の4ストってあたりが目玉。金属だらけのZに比べてプラスチックだらけのDRは軽いなんてもんじゃない。
 ところが、重くて低重心のZから軽くて重心が高いDR。土手を走れば風を受けてもう大変。とても高速道路を走る気にならない。オフ車で高速を走っている人は凄いです。バスやトラックが横に並ぶと絶対に引き寄せられちゃうと思います。

そんなDRの思い出は、親父がZに乗って出かけた「袋田の滝」とミチヒコちゃんと出かけた「栃木山」だけかな。そのほかに遠くへ行っていないし。その頃は、一緒にツーリングに出かけた人たちもバイクに乗らなくなっちゃってたから。その代わり、土手や河川敷、未舗装路を喜んで走ってた。MTBのパナ号を買ったのもこのころだから、当時はアウトドア思考だったんだろうか? このバイクかなり楽しめたバイクだった
 このDRも知人にあげる約束をしていたんだけど、やっと10月7日に取りに来た。もう2年は全く乗っていないし、車検はないけど、保険や税金かかるんで、やっぱり持ってるのも無駄かなと。 それに、彼んとこの方がDRにもいいでしょう。ボクのところだと朽ちるだけだから。

なんかいいでしょ? 小さいライトは暗い。しかもオーバーフェンダーで影ができる。
良いねぇ〜。 バッテリーレスだからキックスタートのみなのさ。
単気筒のシンプルさ。 あっさりしたメーター回り。タコメーターないし。