『会津若松』(4/4)
 高速道路の料金が2年間限定で都市近郊を除いて一律1000円になった。
 せっかくなので、都市近郊を使わずに北は福島県の『塔のへつり』経由で会津若松に行ってみることにした。
 朝、最初に『塔のへつり』に行こうと妻に云ったら、『行ったことがある。』という。ボクも行ったことがあるので、コースを変更して、目的地の『鶴ヶ城』と『さざえ堂』に直接行くことにした。
 朝6時に家を出発。谷田部インターで常磐道にのり、会津若松を目指す。友部ジャンクションで常磐道を離れ、北関東自動車道にのる。二宮あたりを通過するときに気がついた。下道でここまできても時間は変わらなさそうだということを。まぁ、距離に関係なく1000円なので良しとしよう!
栃木都賀ジャンクションで東北道にのり、那須高原SAで休憩。とりあえず、『鮎の塩焼き』と『午後の紅茶』を購入。『鮎の塩焼き』は『岩魚』『山女』『鮎』の3種類を焼いていて、『どれがお勧め?』って聞いたら、『店の名前で確認してください。』というので、胸元を見ると『鮎屋』の文字が。それならやっぱり鮎でしょ。この鮎、よ〜く焼いてくれて、とても美味しゅうございました。
 郡山ジャンクションで磐越道に入り、猪苗代湖を左手に見て走ると、まもなく会津磐梯山が目の前に出てきた。ここまでくれば、会津若松までもう少し。で、9時30分ころに会津若松ICを降りると、4850円の予定が1000円だとナビがいう。なんと5分の1の料金で来れた。これは嬉しい。喜びながら『鶴ヶ城』に行く。
 2時間300円の駐車場に停め、500円の入園料を払う。2人分合わせるとすでに高速料金を越えるのだ。その『鶴ヶ城』には桜の木があるが、まだ蕾もあまり膨らんでいない。10日からライトアップする予定だという。やっぱり寒いんだな。天守閣に登ると、会津若松の街が一望できる。同じ敷地の茶席も見学して、昼食に。ネットで調べたイタリアンを目指す。こういう時にナビが便利だ。残念ながら、電話番号ではヒットすることができず、住所で探すと1km離れたところにあるようだ。ナビの案内のとおり店に向かうが、見逃したようだ。来た道を戻りながら、店を探すとすぐそばにあった。妻がパスタセットでペペロンチーノを。ボクは福島特産のエゴマ豚を使用した肉料理。しっかり食べて、今度は『さざえ堂』と飯盛山へ。
 あっちこっちで客引きが駐車場を案内してる。改装中の土産物店の駐車場を利用して、飯盛山へ行く。なが〜い階段の脇にエスカレーターが動いてるので、乗ろうとしたら有料なので、せっせと階段を上り始めた。飯盛山は白虎隊「自刃の地」だ。飯盛山から遠方に鶴ヶ城が望める。ここから煙が上がったのを見て、落城したものと思い、自刃したという。まだ16歳、17歳と若い人たちで、ちょうど息子の年齢だ。感慨深いものがある。そんな時、酒屋さんから電話がくる。先日電話したら出られなかったからと云う返事。山下洋輔トリオのチケットを購入できたことを伝えた。12日に「千姫まつり」に恒例の出店をするという。カラオケキングが電話を代わり、「来ないとダメだろう。」と念を押された。そんな話を終えて、『さざえ堂』に向かう。「さざえ堂」も飯盛山にある。国の重要文化財。もちろん中に入る。あまりの落書きの多さに驚く。相合傘や名前を書いてるのがあっちこっちにある。どういうつもりなんだろう?存在感のある建造物で、面白いと言えば面白いが、中に入るとそんだけみたいな感じもする。すぐ下には、ほら穴があり、水がゴオゴオと流れている。猪苗代湖から水を引いてるらしい。すぐそばに民家があり、水の音が結構うるさいんじゃないだろうか?と心配してしまう。
 駐車場を出発して、すると、薄皮まんじゅうの「柏屋」があったので、ちょいと寄ってから『会津若松インター』を目指す。
 帰りは、朝と変えて、磐越道〜常磐道で帰ることに。渋滞もなく矢田部ICで下りる。もちろん1000円。KASUMIで買い物して、5時頃帰宅。
朝6時の出発だから、11時間の日帰りドライブ。走行距離625km。使用ガソリン45リッターということでした。
  また、どこか探して行ってこようっと。
那須高原SAの鮎の塩焼き。 『鶴ヶ城』 白虎隊自刃した飯盛山から鶴ヶ城を望む
『さざえ堂』 階段から見上げた『さざえ堂』 戸ノ口堰洞穴